潜水調査船「しんかい6500」へ供給
「しんかい6500」は、海洋研究開発機構が所有する有人潜水調査船で、深度6,500mまで潜ることが可能です。深度を変更する際にバラスト(重り)を外し、質量をコントロールする事で目的の場所まで移動しています。そのバラストを外すための装置向け(バラスト離脱装置)に、チタン合金製のUTA型トルクアクチュエータを納入致しました。
バラスト離脱装置は、調査を終え浮上する際に作動させる必要があるため、確実に作動しなければ人命にかかわる重大な装置です。そのため海水で腐食しにくいチタン合金製を用いた深海の過酷な環境でも耐えうる製品を開発致しました。
1987年に納入し、1989年に「しんかい6500」が深海の調査を開始して以来、現在も毎年1回の整備を行っております。
採用製品
チタン合金製 UTA型トルクアクチュエータ